保育・教育の現場での生き物飼育方法講座

京都生き物文化研究所ブログ−保育園・幼稚園など幼児教育の現場での生き物飼育に役立つ情報を提供します。

グッピー

娘が最近なぜかグッピーを飼いたいと言っておりまして、いろいろ調べてます。

 

ちなみに私はグッピーを飼おうと思ったことはありません。なぜかというと・・・

 

増えるからです。実際に飼育したことはないのでどれほど増えるのか、とか実感はありませんが、とりあえず増えまくって、収拾がつかなくなる未来像しか見えません。だから飼おうと思ったことすらありません。

 

学校や保育園や幼稚園でグッピーを買ってしまった、とか、保護者が家で持て余したグッピーを押し付けてきたとか、そういう地獄絵図を想像してしまいましたが、今の所、そういう状況を実見したことはありません。

 

私がグッピーに興味がない理由のもう一つが、すぐに死ぬから、です。弱い魚ではありません。多分。強い方です、おそらく。しかし如何せん寿命が短い魚です。一年もたないとも言われています。まあうちで寿命が一年というベタを二年半飼育していたこともありますから、意外と保つものかもしれません。が、すぐにお別れ、というのも寂しいものがあります。したがってグッピーの場合は、維持するとは、系統を維持するもの、というイメージがあって、それは楽しそうではありますが、今度はものすごく手間と技術が必要そうです。

 

とりあえず手を出すことはできるし、深みにはまることもできるので、「熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる」とも言われています。

 

グッピーを飼う時には「計画的に繁殖させる」、これに尽きるように思います。

 

そのためには基本的にオスとメスを分けて飼うことが必要ではないか、と思います。

 

ちなみに、ホムセンで、とりあえずグッピーを数十匹買って、一緒に水槽や器具などを買うのは絶対に止めた方がいいと思います。しばしば見る光景ですが、諭吉を2枚くらいドブに捨てるようなものです。器具や水槽をセットして、それから魚を買いに行くべきです。水の空回しに意味があるかどうかは微妙ですが、少なくともセットだけは済ませるべきです。意外とセットだけでも時間がかかります。