保育・教育の現場での生き物飼育方法講座

京都生き物文化研究所ブログ−保育園・幼稚園など幼児教育の現場での生き物飼育に役立つ情報を提供します。

ミステリークレイフィッシュ

読売新聞の記事に出ていました。

headlines.yahoo.co.jp

これ、いつまで残っているかわかりませんが、概要を示すと、メスだけで増殖するザリガニが世界各地に分布を広げ、日本でも特定外来生物に指定する方針というニュースです。

そもそも私はこのミステリークレイフィッシュに関しては不気味なものしか感じていませんでした。何しろメスだけで増えていくのですから、一匹放流しただけで増え放題です。しかもきわめてデリケートな種類ならばともかく、簡単な器具で飼育できるとなれば、侵略的外来生物となるのは火を見るよりも明らかです。こんなものがホームセンターなどで簡単に入手できる方がおかしいのです。

 

このヤバさは『ナショナルジオグラフィック』誌の以下の記事を参照ください。

natgeo.nikkeibp.co.jp

見かけはアメリカザリガニと比較的容易に見分けがつきます。なので間違って持って帰ってしまう、ということはないでしょう。

 

というのは、ザリガニオタクだけです。ザリガニにさほど興味のない人にとって、成長した大きなオスのザリガニ以外はどれも同じに見えるはずです。

 

私の同僚の理科の先生もアメリカザリガニのメスとニホンザリガニの違いを理解していませんでした。私からすればライオンとトラ程度には、あるいはEF81とEF80程度には違うのですが、多数派からすれば知ったことではありません。

 

姿に関しては以下のサイトが極めて参考になります。大理石様の模様が特徴です。目に焼き付けてください。で、こういう模様を持ったザリガニは持って変える(運搬)が禁止されるのも間近です。今から警戒しておくことに越したことはありません。

ミステリークレイフィッシュの豆知識

 

このサイトも参考になります。目を通しておいて損はありません。

thepage.jp

 

特定外来生物に指定された場合の話も次回しておきたいと思います。