サワガニ
暑い季節に限って持ち込まれる面倒臭い生き物、それがサワガニです。
山に行きます。渓流が流れています。そこにサワガニがいました。これを捕まえました。持って帰りました。保育園に持って行きました。しばらく世話してください、と保育園に頼みました。
これ、頼んだ方は多分悪気はゼロだと思います。しかしこれ、頼まれた方は無理ゲーです。
重ねて言いますが、サワガニは渓流に住んでいます。涼しいところに住んでいるわけです。水は冷たいほどのはずです。ぬるま湯ではあり得ません。
山間の、渓流のそばに保育園があれば別です。もっともそんな保育園にサワガニをわざわざ持っていく保護者の方がいらっしゃるわけはありません。
温めるのは簡単ですが、冷却するのは大変です。
サワガニレベルに冷却しようとすれば、ずばりクーラーを使うしかありません。
とりあえず設備費をケチったうえでサワガニを衰弱しないようにするためには、事務室に入れて、そこの冷房をフル回転させて、冷風の当たるところに置いた上で、ファンで冷却すれば、数日はなんとかなるかもしれません。もちろんランニングコストは度外視です。
ここに最低限の飼い方など、いろいろ参考になることがあります。
とりあえずこれは参考になります。
以下は難しい、ということを示すために理想的な飼い方を載せておきます。
個人的にはこういうクーラーを使うのが正しいと思います。
ただ問題があります。
これ、1万円を超えます。
しかもこれ、単体では機能しません。ポンプが必要です。
こういうヤツと合わせて使います。あとホースですね。
個人的にはこの外部フィルターはメンテナンスが面倒くさい、水漏れのリスクがある、設置も面倒臭い、動かせない、などのデメリットから、使うのをやめました。ホースが緩んでリビングが水浸しになっていた悪夢がいまだに脳裏から離れません。家族が泊りがけでいなかったので、なんとかごまかして、存在しないことにしましたが、あれは冷や汗ものでした。
で、こういうものをプラケで使うのは無理があります。そこそこの大きさの水槽で、そこそこの水深が必要です。
カニを飼いたければ、ベンケイガニかアカテガニがおすすめです。これならばなんの設備も必要ありません。プラケと水入れと砂利があれば飼えます。
カニのメンテナンスは次回に続きます。