最後のグッピーが亡くなりました
上部フィルターから外掛けフィルターへ
水槽が立ち上がりました。
しかし水槽のシステムに問題があります。
枠なし水槽に上部フィルターを使っていることです。伝い漏りの原因となります。かといって現在入っている水中フィルター一つでは今ひとつ不安です。上部フィルターに変えて外掛けフィルターを購入することにしました。
今回購入したのはこれです。
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いろいろありますが、私は今まで基本的にテトラの外掛けを補助として使っていました。
テトラ ワンタッチ フィルター AT−50 外掛けフィルター
テトラに不満があったわけではありません。ただジェックスのこのタイプはかなり濾過槽に余裕がある、ということだったので選びました。
ちなみに外掛けフィルターの最大の欠点はろ材の量が少なく、しかも吸着ろ材中心である、という点です。何が悪いかといえばランニングコストがバカにならない。汚れたら取り替えです。しかも取り替えてしまえばせっかく繁殖したバクテリアも消えてしまう。従って多くの人は改造して使っています。
私も以前テトラワンタッチフィルターを改造していました。作成に手間がかかるのと、メンテナンスが面倒臭かったので今回は少し単純化しました。これならば誰でも簡単に作れます。
まずオリジナルのろ材です。黒いのはスポンジです。これは物理濾過と生物濾過の双方を担当しますが、割合交換時期が早く来ます。白い方はポリエステルウールの中に活性炭を入れています。吸着メインなので取り替え時期があります。黒いろ材よりはスパンが長いのですが、一ヶ月保ちません。
下の写真はろ材をセットしたところです。水はまず黒いろ材を流れて大きなゴミをこしとります。そして白いろ材を流れる時に活性炭を通りますので吸着します。
吸着といってもアンモニアや亜硝酸などを吸着してくれるわけではありません。ただ活性炭には小さな穴がいっぱい空いており、バクテリアのコロニーはできます。ただ小さすぎてすぐに詰まります。
そこでうちにあったリングろ材と上部フィルターで使っていた丸型ろ材を詰め込みました。一応頻りに黒いろ材のろ材を抜いたプラスティックの仕切りは入れてあります。これでメンテナンスは楽になります。ネットに入れてあるので時々ネットごと引っ張り出して軽くすすぐだけ。洗いすぎは禁物です。
これでまた様子を見ます。茶ゴケ(いわゆる珪藻)が出てくれば水槽の立ち上げは完了です。
水槽の立ち上がり
水槽が綺麗に立ち上がりました。
比較写真を出しておきます。
セット直後
次に一週間後に撮影された水槽。
ちなみに水槽立ち上げ直後や調子の落ちた時に水が白濁するのはバクテリアの死骸が浮遊しているからです。濾過の調子の悪い時に白濁しますので、水槽立ち上げ直後の白濁は濾過が立ち上がれば綺麗になりますが、そういう場合でもない時の白濁は濾過の機能が落ちていることを意味します。濾過槽に汚れがつまってうまく濾過できていない可能性が考えられますので、まずは濾過槽の掃除を考えてください。
水槽をリセット(水槽の中身を入れ替える大掃除)した場合、前に使っていた濾過槽を使うと立ち上がりが早いです。今回の白濁も翌日には治っていました。それは水中に見える黒い四角の水中濾過(パワーハウスのシステムフィルター、現在は絶版)をそのまま一切洗わずに動かしたからです。中に硝化バクテリアが詰まっています。
水槽を早く立ち上げたい場合、硝化バクテリアの塊を入れると早く立ち上がりますので、極端な話、このフィルターの中のドロドロの茶色い泥状のものを新しい水槽の濾過槽にまぶしておくとスムーズな立ち上がりを見せてくれます。
以前にも記事にしましたが、濾過の立ち上がっている水槽の水を入れるだけでも濾過が立ち上がりますので、新しく水槽を立ち上げる場合はうまく管理できている水槽の水を分けてもらうとうまくいきやすいです。
水槽入れ替え
昨日のエントリの通り、水槽が水漏れを起こしまして急遽水槽の入れ替えをすることになりました。
何せ緊急事態なので写真は撮っている暇はありません。言葉だけで説明と相成ります。
水槽の水漏れ対策は急を要します。しかも突然きます。
とりあえず水槽を確保しました。
水槽の撤去を始めます。同じところに置くことが多いと思うので、手順としては水槽の撤去→水槽の設置→水槽のセッティングという順番になります。
水槽の中のものを一時退避できる入れ物と、生体を一時保管できる入れ物が必要です。私は水換え用の15リットル入りバケツと同じく5リットル入りのバケツを用意しました。あとは水のこぼれに対応した布類か新聞紙など、ゴミを入れる袋などが必要です。
水槽の周りにそう言ったものを配置します。まず下に水用の敷物を敷きます。そしてバケツ類を配置して準備OKです。
水槽を動かす時には水を抜くのが鉄則です。水は重たいです。
魚をすくうのも水が少ない方がやりやすいです。
まず最初にやることは電源を落とすことです。フィルターやヒーターなど、繋がっている電源を全てオフにしてなおかつコンセントから抜きます。
次に水槽内の色々なもの、フィルターや石、水草などを全てのけてどこかに置いておきます。
水を抜きます。今回はバケツが二つしかなく、大きなバケツが一つなので、それを排水用に一旦回します。
残り20リットル前後になったら(45cmキューブ水槽の場合80リットル入るので1/4)一旦排水作業をやめて魚を移します。
バケツが二つあったら少し作業の手順が異なります。まずバケツいっぱいに水を入れ、そこに魚を移します。もう一つのバケツで排水します。
魚をすくう時には網を使いますが、ガラス面に追い込むようにして一匹一匹捕まえます。あまり追い回さないようにした方が魚のストレスがたまりません。網を2本買って一本の網を待機させて、もう一本の網で追いかけると魚は自然に網の中に入る、という技もあります。
魚を移し終わると、とりあえずそのバケツにはエアーレーションをするのが望ましいでしょう。理想を言えば投げ込みフィルターを入れればなおよろしい。私はパワーハウスのシステムフィルターを使っておりましたので、それを入れておきました。かなり長い間使い込んでいるのでろ過能力は抜群です。
魚を退避させたらあとは水をできる限り抜いていきます。したがってバケツは最低二ついります。もっとももう一つが大きめのプラケならばそちらの方がいろいろ便利でしょう。プラケはストックすべきです。私の場合はプラケは水漏れの水滴受けに使ってしまっています。しかも小さいので使えません。
水がほとんどなくなったら、今度は砂を出します。砂も重たいので思わぬ事故のもとです。できる限り出しておきましょう。砂にはバクテリアが大量についているので大事にしましょう。
ようやく水槽を移動できるようになりました。
細心の注意を払って水槽を移動します。45cmキューブ水槽は水がなくなっても重い上につかみどころがないので苦労します。
水槽を動かせたら次は新しい水槽を水槽台に載せます。続いて砂利を入れます。続いて水槽の備品類を設置し、フィルターを設置して水を入れます。カルキ抜きを使います。なるべくバクテリアを生かしたいと思います。
水を半分くらい入れたらバケツから水槽に生体を移します。私はバケツを持ち上げて水槽に沈め、魚を移動させました。バケツが水槽に入るようであればそれが魚にとってはストレスが少ないと思います。
少し濁っていますが、翌日には綺麗になるはずです。
実際数時間で水が澄んできました。10年以上稼働している投げ込みフィルターの存在は大きいです。右側の黒い物体です。
一番右側に写っているコリドラス・ポリスティクタスは2004年の8月から我が家にいる一番の古株です。
水槽の水漏れ
今日、仕事から帰ると水槽から水漏れがしていました。
水槽を長年管理していますと必ずやってくる事態です。ガス給湯器と同じで十年を超えるとそろそろやばいです。私の場合はADA(アクア・デザイン・アマノ)という高級品を使っていましたので比較的持ちがいいと思いますがADAのサイトを見ると「ヤバイよ」(大意)ということが書いてありました。
私は水槽を2004年10月に購入してますので、そろそろヤバイな、と2016年のこのキャンペーンを見て思いました。しかし水槽の入れ替えってものすごくめんどくさい上にリスクが大きいものです。放っておきました。
そこから3年近く経ちました。水漏れしても不思議ではありません。
ちなみに当時はADAの水槽は通販でも買えました。私は通販で買ったのでキャンペーンの対象ではなさそうでした。今はADAの水槽は代理店でしか買えません。
水槽の水漏れは特に集合住宅では致命的です。私の水槽の場合、45cm四方(45cmキューブ水槽)の水槽ですから、80リットル強の水が入っていることになります。これが漏れてしまえば結構な水になります。
こういう時はのんびりしている暇はありません。とりあえずADAの代理店に急行します。45cmキューブという特殊なサイズの水槽を使っていると困るのはこういう時です。ホームセンターに行っても売っている可能性はゼロです。もし新たに水槽を始める方は60cm規格水槽(60cm×30cm×30cm)がオススメです。器具も豊富に揃っています。
ADA代理店に行きました。危惧は当たりました。色々なサイズの水槽が売っていますが45cmキューブの水槽はありません。水槽台が45cmなので45cm水槽しか置けません。設置場所の関係から45cm以上の場所は取れません。そこで45cm水槽のシステムをその場で新たに設計することにしました。
45cm水槽はいくつかありましたが、一番水量がありそうなのはコトブキのレグラス450でした。これに決定。現在使っています45cmキューブ水槽のろ過システムはそのままでは使えません。水槽の中に大きなスペースをとっているからです。
コトブキ工芸 kotobuki レグラス R 450(45×30×32cm) 45cm水槽(単体) お一人様1点限り 関東当日便
水槽の中に15cmキューブ水槽を沈めてそこに底面ろ過を入れています。さらにパワーハウスの投げ込みフィルターを入れています。外かけフィルターを付けています。外かけフィルターは改造してパワーハウスとエーハイムのろ材を詰め込んでいます。
上部フィルターと45cm水槽のセットも売っていましたが、LEDの照明はすでに持っていますので、無駄になります。そこで同じシステムをバラで揃えることにしました。9点セットと言っても実質水槽、照明、ろ過装置、保温器具のセットです。これに水温計、カルキ抜き、ガラスふた、バックスクリーン、飼育の手引きが付いてきます。どれもいりません。ちなみにこのカルキ抜き、一回限りなのでどうせテトラのカルキ抜きを買うことになるので別にいりません。またどう見ても量が多すぎます。個人的な意見として、こういうセットに入っているカルキ抜きはあてにしないほうがいいと思います。
コトブキ工芸 kotobuki プログレ450 9点 LEDセット お一人様1点限り 沖縄別途送料 関東当日便
で、今書いていて気づきましたが、セットはプログレで、単品はレグラスなのね。そこに上部フィルターかぁ、あまりオススメしないなぁ。
参考
同じメーカーの上部フィルターです。
コトブキ スーパーターボ トリプルボックス 450 ろ材付 【45cm水槽用 上部フィルター】
「ガタツキやつたい漏れの恐れがあるので使用しないでください」って思い切り書いてあります。真似はしないようにしてください。私も早い目に何か手を打ちます。
慌てるとロクなことがありません。
書いていて長くなりましたので、水槽入れ替えの手順は明日に回します。
フィルターの掃除
グッピー水槽のフィルターの掃除を行います。
ポイントは「掃除しすぎないこと」です。あくまでもフィルターにたまったデトリタスによって目詰まりが起こらないようにするだけで、綺麗にしすぎると逆効果です。
水草がわさわさ生えています。泳ぐスペースも狭そうなのでトリミングしてやります。
横から見るとこんな感じ。
ハサミで切ります。私は水草用のハサミを持っておりますのでそれで切りますが、なければ手でちぎっても構いません。
カミハタ アクアフィオーレ AQUA FIORE 水草用ハサミ 関東当日便
こんな感じのハサミです。何度も言いますが別になくても全く不便を感じません。
で、フィルターです。
カルキの入った水で洗浄するとバクテリアがかなりダメージを受けますので、できれば水槽の水を使いたいところですが、もとの水量が少ないので今回は水道水にカルキ抜きを入れます。バケツの中のカルキを抜いた水でふり洗い。
こうして軽く振って洗います。
見たところもともとデトリタスも少なかったようです。
あとはバケツの中の水を捨てておしまいです。
5分もあればできるかと思います。
ちなみに水槽をセットしてから初めてのフィルター掃除です。実はこんなもので、神経質になる必要はありません。記事に困ったので無理やりフィルター掃除しましたが、もっと持ったんじゃないか、と思います。
参考にしてください。
これを何回か繰り返しているうちに白いろ材のウールがへたってきます。そうなると交換です。
ザリガニを飼育していた時は二週間に一回程度ウールの交換が発生していました。結局水を汚す生き物だと頻繁に交換になりますし、小さな魚の場合はそれほど汚れないので、交換もそれほど頻繁にはなりません。
ブクブクの掃除
ここで「ブクブク」と言っているのはエアーストーンではありません。
スドー バブルメイト S103−I(10×L20mm) エアーストーン エアストーン小 関東当日便
エアーストーンというのは上に挙げたようなもので、空気を混ぜ込むものです。
ちなみに本来の「ブクブク」はエアーストーンをさしていることも多いです。ただ投げ込みフィルターを入れた場合、「ブクブク」は投げ込みフィルターのことをさします。
エアーストーンは掃除は別に必要ありません。汚れますよ。かなり。コケがついたりして泡が出なくなることもあります。水で洗い流せば大体終わりです。これ以上のことをやる意味はあまりないと思います。そのうちに泡が出なくなります。新しいものに買い換えれば終わりです。リンク先を見ていただければわかりますが、安いものです。
そこで問題は投げ込みフィルターとしてのブクブクです。
下のようなものです。
本体 水作エイトS 30〜40cm水槽用水中フィルター・投げ込み式フィルター 関東当日便
これもかなり安いので汚れたら買い換えよう!というわけには行かないのです。
これはだいぶん前にフィルターの仕組みをご説明しましたが、フィルターの主な仕事はフィルターに生息するバクテリアが担っています。そこを間違えると水生生物の飼育はうまくいきません。
魚は生きていますから、当然排泄物を出します。ここで問題になるのがアンモニアです。水生生物は排出のほとんどをアンモニアの形で直接水中に排泄します。陸上生物は常に排泄し続けることができないので、アンモニアを直接体の中に入れるのはまずいので尿素という形で毒性を薄めて保持し、ためておいてから尿として排出します。
アンモニアは非常に毒性が強いのですが、それが水槽内にたまると当然魚は死にます。それを分解してくれるバクテリアが必要です。
詳しくはここで述べましたので、関心のある方はここから読んでください。
要するにアンモニアを無害化するバクテリアがいないと水生生物は飼えません、という話です。
そのバクテリアは水中にも砂利にも水草にもガラス面にもついています。しかしそれだけでは圧倒的にたりません。そのバクテリアの生きている場所を確保しているのがフィルターです。
フィルターの部品は次のようになっています。アフィリエイトですが、画像として使ってますので気にしないでください。近くのホムセンで買うのが吉だと思います。無い場合やまとめ買いをする場合は検討に値します。
本体 水作エイトS 30〜40cm水槽用水中フィルター・投げ込み式フィルター 関東当日便
この左上にある白いきざきざのある歯車か何かに見えるものがフィルターの一番キモです。ここにバクテリアが大量に住み着きます。
ただフィルターを長く使ってますと、バクテリアの死骸が溜まってきて泥のようなものが周りに付着します。これがフィルターを詰まらせる原因となり、ろ過能力は落ちていきます。そこでこれを交換することが推奨されるのですが、丸っぽ交換すると当然バクテリアはいなくなります。これでは困りますので、基本は洗う、のですが、ここで水道水で洗うとバクテリアはかなりいなくなりますので、よくないです。できれば水槽の水を少しバケツにとってその中で表面の泥を洗い流せばOKです。
それを繰り返していくうちによれてきますから、そうなったら交換の時期です。交換する前によれた前のフィルターを軽く洗って、濁った水の中に新しいフィルターを通してバクテリアをつけてやると交換によるバクテリアのダメージ、さらには水槽内の生体のダメージも軽減されます。
ちなみに外側の透明なケース、上の写真でいえば右上にある六角形のものですが、それが汚れてきた場合にはどうするか、といえば、頑張って掃除するという選択肢もありますが、見苦しければ買い換える、というのも手です。フィルターの中身を入れ替えるのです。ここで注意点ですが、下のベース、右下に写っている六角形の平べったい部品ですが、これは重りの役目を果たすと同時に、中に入っている砂利にバクテリアが生息していますので、これはどんなに汚くなっても替えないでください。この重りは意外と重要なパーツです。